勤務先以外でも活躍している専門看護師

専門看護師は、看護のスペシャリストとして知られる資格です。それでは、実際にはどのような現場で活躍しているのでしょうか。
日本看護協会の調査によると、病棟勤務が最も多く64.4%となっており、半数以上が病棟で働いています。2位は一般外来の39.3%、3位は教育部門の30.1%、4位は看護専門外来の25.5%でした。
また、専門看護師は勤務先の現場以外でも活躍しています。勤務先以外で行っている活動としては、教育機関の非常勤講師最も多く64.8%です。
2位は看護師など医療従事者への教育活動で60.3%、3位は一般市民向けの講演活動の47.7%となっています。なお、4位は学会や教育機関での委員会活動の44.6%です。
勤務先以外で活動を行うきっかけとしては、どのようなものがあるのでしょうか。
最も多いのが、直接依頼の66.5%でした。専門看護師としてすでに登録されていることから、教育機関や医療機関、講演会の主催者などから直接依頼がくるようです。
2位は所属施設からの派遣の40.1%、3位は知り合いの専門看護師からの紹介で33.3%でした。4位は自分からの働きかけによるもので20.0%、5位はネットワークからの紹介で19.1%です。
このように、知り合いやネットワークからの紹介を通じた依頼が約半数を占めていることがわかります。
勤務先以外でも活躍したい人は、専門看護師同士のネットワークを構築してみましょう。また、人脈を広げる働きかけをするのも有効だと言えます。